子どもにとって遊ぶことは「生きること」そのものです。昼間の大部分を保育園で「生きる(過ごす)」のであるなら、遊びにもっと関心をもっていいと思います。遊びの中で、子どもが命のエネルギーを輝かせるためには、自分の一番したいことを見つけることです。
子どもが主体的に遊ぼうとするものに、無駄なものや無意味なものはありません。子どもの健やかな育ちのためには豊かな遊びの体験が必要です。
○何度も繰りかえし試してみようとする力
○人とのコミュニケーション能力
○感情をコントロールする力
○最後まで頑張ろうとする粘り強さ
これら生きるために必要な大切な力は社会性の育ちのはじめの一歩です。大人からの一方的な指導や教材ではなく、子どもが自ら選びとっていく主体的な遊びを通して育まれます。
兄弟や姉妹関係には、互いにのことを思いやったり、おやつやおもちゃのことでケンカするなど小競り合いから学ぶ日常があります。きょうだいが少ない今の時代にあって保育園では、年齢の違う子どもたちが混在して遊ぶ生活を、自然な形で保障していきたいと思います。様々な人間関係を感じ身に付けていくでしょう。
小さい子たちにとっては大きな子が模倣のモデルであり多くの刺激を受けています。大きな子どもは小さい子に対する優しくしようとする姿があります。年齢が違うことで起こるトラブルにも、どうしたらいいのかを考える時ともなるでしょう。
季節ごとの虫や草花、木の実などにふれ、遊びの中に取り入れていくことが出来ます。
畑や田んぼや林に囲まれた地域に立地する風の子保育園はいっぱいの自然とふれあうことができます。日よりのいい日には、外気にふれながら散歩に出かけます。